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チームリーダー/中途入社
立石祐也好きなガンダムは「ZZガンダム」
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会社は社長ではなく
みんなで作るもの。チームリーダーと
2018年入社の若手と
特別対談
ガンプラ編 -
注目の若手/2018年入社
藤井朔好きなガンダムは「08小隊」
エンジニアの仕事とプラモデル製作って似ている!?
立石/まさか藤井くんと一緒に会社でガンプラを作るなんて思わなかったなあ(笑)。しかも、二人で一つのガンプラ作るのって、初めての経験だよ。とりあえず、上半身が俺、キャタピラ部分は藤井君っていう役割分担で行こうか?
藤井/分かりました!でも、それを言うなら僕もですよ(笑)。大先輩でチームリーダーの立石さんと一緒に会社の会議室で黙々とガンプラを作るなんて、普通の会社じゃ絶対に有り得ないことですよね。でもこうして先輩と後輩の垣根を無くして話せるのはうちの会社ならではのいいところのような気がします。
立石/藤井くん、ポジティブ(笑)。でもまぁ、確かにそうかもしれないね。それにしてもガンプラの説明書って本当によく出来てるよね。実は説明書見ているときが一番ワクワクするんだ。
藤井/それ、わかります!僕もそうです。箱を開けて、説明書を取り出して、完成形をイメージしながら、手順を確認する。モデラー(プラモデルを作る人のこと)って、みんなそうかもしれないですよね。
立石/そうそう。それにガンプラって、説明書が一番しっかりしてる。
藤井/そうなんです!他のものだと、説明書を見ても良く分からないことが多いし、その通りに作ってもちゃんと作れないこともありますよね。その点、ガンプラは最高。
立石/考えてみると、エンジニアの仕事とちょっと似ているかも。仕様書があって、それをちゃんと見て、その通りに作る。共通して大事なのは、完成形をイメージすること。でも、仕様書が間違っていることもある。目の前の手順だけ追っていると、最後には・・・。
藤井/やめてくださいよ!そんな恐い話は、、、。
立石/ははは。でも「エンジニアあるある」の一つだよね。でも、そういう時、一番アドレナリンが出てるのも事実。絶対にどこかに「間違い」があるので、そこを見つけるぞ!って気合いが入る。
藤井/確かに。その現実を楽しむのも、エンジニアの性なのかもしれないですね。でも、僕は思った通りに作れた、システムが稼動したっていう達成感の方がうれしいですよ。
立石/それはそうだね。・・・はい、まずは頭の部分完成っと!
藤井/はやっ!立石さん、作るの早すぎですよ、、、。しかも丁寧って。こっちはまだまだ出来てないのに。。。
ミスやトラブルがあって当たり前という心構え。
立石/そういえば、藤井くんとの出会いはインターンシップだったよね。実際のプログラミングを体験してもらった。その講師が僕だったんだよね。
藤井/そうですそうです!で、自己紹介でプラモデルが趣味だって聞いて。あの時は何も言えなかったですが、すごくホッとしたのを覚えています。
立石/そうなんだ。言ってくれればよかったのに。
藤井/言える雰囲気ではないじゃないですか!(笑)あと、結構内容が濃くて、そんな余裕もなかったですよ。
立石/あの内容作ったの、俺なんだよね。結構難しかったでしょ?
藤井/はい。でも、やりがいあって、楽しかったですよ!あそこまで実践的なインターンシップって他にはなかったですから。
立石/でも、藤井君はインターンシップでも目立ってたよね。今でもよく覚えているよ。自分なりのアイデアを加えてがっつりと作り込んでいるのが印象に残っているんだよね。でも…
藤井/バグが出た!(笑)
立石/そうそう!でも、バグが出たってことは「動いた」ってこと。動いてなければ、バグも出ない。途中まではちゃんと出来ていたってこと。それをつぶしていけば、ちゃんとシステムは動く。だから、ミスが発生すること、バグが出ることを前提にスケジューリングすることが大事なんだよね。入社前に大事なことを学べて良かったよね。
藤井/そう言っていただけると嬉しいです。立石さん、実は僕インターンで初めてお会いしたとき、すっごい真面目そうで、融通が利かないのかな、って思ってました。
立石/え?そうなんだ、知らなかった。実は今だから話すけど、藤井くんに対する僕の印象も決していいとは言えなかったな(笑)でも入社後のフォローアップ研修を経て一緒に過ごす機会が多くなると印象が少しずつ変わってきてさ「今どき珍しく自分の考えを伝えるヤツなんだ…」って。
藤井/だって、言おうか言わないままにするか、モヤモヤするなんてイヤじゃないですか。自分の意見を言ってダメならまた考えるし、OKだったら次へ進める。どっちに転んでもまずは言わなきゃ始まらないですよね。
立石/考え方がもう中堅社員の風格じゃん(笑)。ところでさ、プロジェクトの山場でもある納品の4日前に有給を取ったことがあったよね?僕らの世代では絶対に考えられない。「終わってから取れ!」と言われるに決まっている。ああ、これが今の若者の感覚なのかと思い知らされたわ。
藤井/ありがとうございます。褒め言葉として受け取りますね(笑)あ!上手くいかないと思ったら、説明書と違うことやってた・・・。
立石/ははは。これも「エンジニアあるある」だな。仕様書をちゃんと読まずに進めると、ミスる。こっちはもう上半身終わりそうだから、藤井君の分もどんどん進めちゃうね。
藤井/すみません。よろしくお願いします。(どんだけ作るの早いんだよ、この人・・・)
先輩に頼り、自分らしく成長する。
藤井/プラモデルを組み立てながらとはいえ、立石さんとこうしてじっくり話すのは久しぶりかも。僕にどんな期待をしていますか?率直な意見をください。
立石/よく面と向かってそんなこと聞けるな。やっぱ、お前すごいわ(笑)でも、せっかくだから真面目に応えると、1年後にはひとりで現場へ行ってほしいかな。お客様としっかりコミュニケーションを取って、ある程度ひとりで現場をコントロールできるスキルを身につけてほしいな。分かりやすく言えば誰もが認める『藤井の現場』を作ること。やっぱりまだ『先輩の現場』だもんね。
藤井/そうですよね。そうしたら、僕はどんなことに取り組めばいいですか?
立石/いまのままで全然いいよ(笑)。上司と部下の壁をあまり作らず、自由に伸び伸びと働けるうちの社風に藤井くんはハマっているから。余計なことに悩むことなく自分がいいと思ったことはどんどんやることだね。新人のうちは失敗してなんぼ。経験を経て学ぶことが多いから、失敗から逃げずに取り組むことでまだまだ成長するから心配しなくていいよ。ほら、今回のガンプラだって俺がカバーしてるじゃん(笑)こっち、もう出来たよ。
藤井/すみません。頼りにしてます。あ、こっちも出来ました。あとは最後の仕上げですね!
立石/最後は藤井君やっていいよ。
藤井/え!?いいんですか?一番楽しいところじゃないですか。
立石/いいよ。美味しいところ持ってって。
藤井/(なんて良い先輩なんだ!!)ありがとうございます!ではお言葉に甘えて。。。よし!完成!
立石/やったね!あ、でもここはこうやって、こういう風にポーズさせて。あ、ここのはめ込みが甘いな。で、こうやって。うん、よし。これでカッコいい。
藤井/(結局、最後は立石さんが持ってってんじゃん・・・)今日は、ありがとうございました!色々と勉強になりました。また、次一緒に作りましょうね!
立石/そうだね。今度はゲート処理とか色塗りとか、もっと本格的にやろうな!あとは、何を作るかだな。やっぱり初代でいくのか、それとも平成ガンダムでいくのか。どの時代の何を作るのかも大事だよね。あとは・・・・
藤井/(本気だ、この人・・・)はい。次回もよろしくお願いします。